歓迎の挨拶
フィリップ・ヴァレット後任のナウシカ国立海洋センター長として、皆様にご挨拶できることを非常に嬉しく思います。30年以上ナウシカに勤めた前センター長は退任を希望しましたが、水族館界の特別関係者として、期間中、私を指導しております。
したがいましては、皆様をご招待したいと次回IAC会議の開催地にブローニュ＝シュル＝メールを選んでいただきたくようお願い申し上げた前任者と同様、私も熱意を持って取り組んでおります。
ナウシカは世界最大級の水族館の1つでありますが、発展を続けており、2018年に開始した拡張工事の完了に力を入れております。現在実施中の第一期は、21世紀の主要問題である公海の統治と管理に焦点を当てています。第二期は、コロナ感染症の流行により延期され、2025年前半に開始する予定です。この拡張により、最北のナウシカで新しい生態系に出会い、気候変動がもたらす影響に対する意識を高められるような新しい見学コースが完成します。また、企画展用の大きな部屋ができ、ナウシカの常連の見学者が当センターを定期的に訪れる契機となるでしょう。さらに、子供、特に学生のためのスペース、子供アカデミーを開設し、新しい教育の最前線で教育的仲介の場を目指します。
ブローニュ＝シュル＝メールにあるナウシカは、パリ北部で2番目に訪問者が多いです。 オパール海岸の素晴らしい景色も楽しめ、観光やヨーロッパ主要水族館の見学にさまざまなアクティビティを前後に組み合わせ、充実した滞在が可能です。 ロンドン、ブリュッセル、パリに近接しており、これらの都市の3つの主要空港から2時間で簡単にアクセスできます。
皆様をお迎えする際には、フランスらしさも味わっていただきたく、会議中には美食や文化を通じて素敵な体験をしていただけるでしょう。
ナウシカのチーム一同、2022年10月30日から11月4日まで、次回の世界水族館会議を主催し、皆様に貴重な体験をしていただけることを光栄に思っております。
Christophe Sirugue,
General Director of Nausicaá